「満足」

辞書をひくと「心にかなって不平不満のないこと」と出ています。

心が満足することを目指して努力することは、本当に素晴らしいことです。

そのような向上心は、かけがえのないものということができます。

しかし、一方でこんな言葉もあります。

「自己満足」

辞書で引くと「客観的な評価に関係なく、自分自身にまたは自己の行為に満足すること」と出ています。

どうしてこんな言葉が生まれてしまったのでしょうか?

結局は自分だけのため

「おためごかし(御為倒し)」

という言葉があります。

辞書をひくと「表面はいかにも相手のためであるかのようにいつわって、実際は自分の利益をはかること」と出ています。

これまでの時代は、「おためごかし」な詐欺的ビジネスが横行していました。

今でも変わりありません。

私は様々なセミナーやワークショップに参加してきました。

主催者は、「これこそ今のあなたに必要なものです」と言わんばかりに自分の商品やサービスを言葉巧みに売りつけます。

しかし、実際に利用してみるとインターネットや本で調べればわかることを、何十万円、何百万円と言う法外な金額で売っています。

ビジネスだけではありません。

プライベートでも同じことです。

いかにも相手のために思ってやっているように見えても、結局は自分のためにしていると言うことは、数え上げればきりがありません。

男女関係だけではなく、肉親の中でさえも起こることです。

本当に相手のことを思っているのであれば、相手の自主性を尊重するでしょう。

満足を生み出すためには

勘の良い方はお分かりかもしれませんが、本当の意味で「満足」を得るためには何が大切か。

それは「他者に貢献すること」です。

貢献には様々な形があります。

もちろん、お金の面で貢献することも大切でしょう。お金をあげるだけではなく稼ぎ方を教えてあげることも大切です。

ただ、それだけでは不十分です。

たとえお金があったとしても、物を買い、利用したいサービスを受けることで得られる満足は一時的なものでしかありません。

お金はあくまでも不幸を減らせる「大切な道具」です。

貢献とは、その人の精神的成長に貢献することです。

別に何か特別なことをしてあげたり、教えてあげる必要はありません。

あなたが相手に対して有形・無形のサポートをしてあげることで、その相手の成長を促すことです。

他者への貢献なくして、あなたの本当の「満足」はないでしょう。