あなたは、結果を出そうとするときに何を考えますか?

「どうすれば自分の思いを上手く説明できるだろうか?」

「どのように話を組み立てれば、聞いている人の印象に残るだろうか?」

このようなことを考えているのではありませんか?

もちろん、そうした「やり方」も大切な要素の一つです。

大切な要素の一つではありますが、逆にほんの些細なことでしかないとも言えます。

結果を忘れること

ある弓道家は、お弟子さんにこのような話をしたそうです。

「的に当てようとばかり思うな。失敗したらどうしようとも思うな。弓と矢と的と自分とを一体にすることだけを考えろ!」

多くの「コーチ」と言われる人は、教えを受ける人に対して「やり方」ばかりを指導します。

「ここをああしなさい」というように。

しかし、この弓道家は一切「やり方」を教えていません。

なぜだと思いますか?

一定程度経験を積んでくると、自分の「やり方」はある程度確立されており、やり方を変える必要性があるのはほんの僅かなことです。

つまり、やり方を変える余地があまりないのに、教えようとすることはほとんど無駄なことになります。

やりかたを云々するよりも、結果を出さなければならない状況になったとき、最大限のパフォーマンスを発揮できるような心の「あり方」のほうが遥かに重要です。

それを分かっているからこそ、弓道家はお弟子さんに対して、自分の最大限のパフォーマンスを発揮させることに集中させようとしたのです。

自分の最大限のパフォーマンスを発揮させることが、結局は一番結果につながりやすいということです。

現代に置き換えると

では、あなたの人生においては、どのように置き換えて考えればよいのでしょうか。

プライベートでも、ビジネスでも、そこには相手がいます。

自分が結果を出すために、相手を利用しようとしてはいませんか?

あなたが結果を出そうと焦っていることは、相手に見え見えです。そんな人と信頼関係を作っていきたいと、相手は思うでしょうか?

結果を出すことを追い求めるのではなく、目の前にいる相手に対して

「自分が最大限してあげられることは何だろうか」

ということを考えてみてください。

信頼関係を作り上げようというのなら、まずは自分から差し出すことです。

知識、経験、お金、情報、何でもいいからあなたの差し出せるものを考えてみましょう。

1回ではだめなときがあります。

別のものを差し出す必要があるかもしれません。

そうしてあなたから差し出せば、相手はあなたを徐々に信頼するようになります。

この段階になってはじめて、相手からあなたに差し出そうという気持ちが起こり始めます。

結果を出すために大切なことが、分かってきましたか?