私がカウンセラーをしている理由、それは

「心理職(カウンセラー・コーチ・セラピスト・精神科医・心療内科医など)がいらない世の中にすること」

です。

・・・

驚かれましたか?

この話をすると、カウンセラーなのに自分の職業がなくなることを目的にしている、と驚かれます。

医師免許を持つ精神科医や心療内科医がいて、公的な資格である臨床心理士や公認心理師ができました。

民間では数え切れないほどの資格が乱立して、資格さえ取れば誰でもカウンセラーを名乗れるようになりました。

しかし、現実は?

うつ病などの精神疾患を抱える人は増え、自殺者も減少傾向にあるとは言えません。

メンタルヘルスの重要性が叫ばれるようになっても、多くの企業や団体では形だけ相談窓口を設けて実際には機能しておらず、対策をしているとは到底言えない状況が続いています。

これはどういうことを意味しているのでしょうか?

いわゆる「心理職」を名乗る人が増えても、悩みを抱えている人の役に立つことのできる人があまりにも少ない、資格があっても形骸化していることを意味しています。

心理学やカウンセリングの知識を得たとしても、相手にするのは試験の問題でも機械でもなく、一人の人間です。

感情を持ち、矛盾を抱える生身の人間です。

人を相手にするときは、それまでの人生経験とそこから得た知恵が重要になります。

心理学やカウンセリングの知識は、単なるスパイスにしかすぎません。

・・・

相談を受ける側がまずしなければならないのは、相手の話を判断せずに全て受容することです。

しかし、受容するためには、相談を受ける側の心のあり方について、個人的な判断を捨てるという「覚悟」を持っていることが必須になります。

相手の話の聞き方などという「テクニック」は意味がありません。

そんなものはいつでも、自然と身につけることができます。

テクニックだけを身につけても、相談者の心には何も響きません。真の信頼関係を築くことなどできません。

相談を受ける側が問題を抱えたまま、抱えているだけなら問題ありませんが、問題に向き合おうとせずに表面的な知識やテクニックだけで相談を受けていることがあまりにも多いことに問題があります。

スポーツなら、選手が指導者の教えを超えて、大成することはあります。

しかし、心の世界は違います。

心理学の知識やカウンセリングのテクニックが、相談する側を導くのではありません。

相談を受ける側の心の「あり方」が変わり、精神的な成長をしていなければ、相談する側を導くことなど到底できません。

一旦相談を受ける側になってしまうと、自らの心と向き合うことを止めてしまうカウンセラーなどがほとんどです。

自分の乗り越えられない問題には目をつぶり、カウンセラーとしての実績や見せ方を考えるようになります。

プライドに縛られないはずのカウンセラーが、プライドに縛られていくようになってしまう。

本当に残念なことです。

・・・

ですから、私は目線を変えました。

私が「マインドシフトカウンセリング」を考案したのは、いわゆる「心理職」の力を必要最小限にして、日常の中で自分自身の心と向き合える環境を作るためです。

心理職の知識や経験・技量に影響されることなく、自分自身の手で乗り越えるためのきっかけを見つけることができる。

遠回りに思えても、結果として一番早く人生を変えることになります。

マインドシフトカウンセリングは、私が自分の抱えた問題を乗り越えるまでの過程をもとに、誰にでも実践できる再現性の高いものにしています。

人には、自分で乗り越え成長できる力があります。

ただ、現代は情報が氾濫し、他人の影響を受けやすい環境にあるため、自分自身の内側を見る機会を持つことができないだけです。

その機会を意図的に作ることで、あなた自身の価値観や判断基準に気づき、周囲の人間関係が見えるようになります。

変えるために何をすればいいのかを、気づけるようになります。

その一歩を、これから始めましょう。