「痛みを忘れてしまった」

こんな体験はありませんか?

スポーツの世界では、極限まで集中した状態を「ゾーン」と言い表すことがあります。

心が、精神が、勝利のために今すべきことに完璧に集中しているため、周囲の騒音や、自分の怪我などに何ら影響を受けません。

例えば、プロ野球選手なら「打席で相手のピッチャーが投げたボールが止まって見えた」という状態のことです。

あるいはサッカーの選手なら「点を取るために相手DFとボールの動きに集中して、足首のケガが痛く感じなかった」という状態のことです。

その極限にまで高められた集中力は、私たちに何を教えているのでしょうか?

体に支配されると

何かちょっとしたケガをしただけでも、気になる人はいつでも気にしています。

ケガをした部分を擦ったり、動かしたり、あるいは叩いてみたり。

ケガの部位や状況により様々ではありますが、気になる人は「そこまで気にしなくても」というくらい気にします。

一方で、松葉杖をつくようなケガをしている人であっても「やっちゃいました〜」と朗らかに、ネタにして明るく過ごしている人もいます。

私たちには「体」がありますから、体のことが気になるのは当然です。

健康診断の数値に一喜一憂してしまうのも分かります。

しかし、そこには大きな勘違いが存在しています。

「病は気から」という言葉がありますが、それは、どんな病でも「治った」と思い込めば治るということではありません。

何かを気にしすぎたり、逆に放っておくのではなく、普段から自分の体と心を大切にするという前提があります。

普段から体と心を大切にしていれば、万が一病気になったとしても、健康な状態に回復できる自然治癒力を心の力で引き出すことができるということです。

前提を無視して、病気になったから、怪我をしたからといってその時だけポジティブになろうとするのは、虫のいいことです。

健康でいることを感謝する

心に体が反応するためには、まず今健康であることに感謝できることが大切です。

病気や怪我をしたことのある人は、病気や怪我をしてはじめて体が健康であることの大切さを思い知ります。

でも、それでは命の関わる病気や怪我をしたときに遅すぎるということもあります。

風邪を引いたときでさえ、体や心が思うように働かないのに、命に関わるものであったならどうでしょうか?

だからこそ、普段、健康で暮らせることに感謝できる精神でいることが重要になります。

「感謝」

が基本になることを覚えておきましょう。