「決定成就」

という言葉があります。

この言葉は神道で用いられる言葉ですが、その意味するところは

「既にあるべき状態・状況に、現実になっていると心の底から信じ切り、無意識にまで及んでいる状態」

であるということができます。

こういう話をすると、スピリチュアルにハマっている人からは

「そんなの分かっているから、今さら言われても・・・」

という反応を返されることがあります。

私は特定の宗教に帰依しているわけではありませんが、神道が太古の昔から連綿と受け継がれてきている理由を考えたとき、この「決定成就」が大きな理由の一つだと思うようになりました。

スピリチュアルとは違う

スピリチュアルな人は、自分にとって良いことをイメージし続けていれば、それが現実化すると思っています。

しかし、そこには大きな落とし穴があります。

良いことをイメージし続けるということは、その前提として「今の状況は自分が望んでいない状況だ」と認めてしまっているのです。

これにほとんどの人は気づいていません。

心の中で現状を否定しておきながら、頭の中だけ良いイメージで満たしたとしても、現実の行動が変わるわけがありません。

現実の行動が変わらなければ、現実の状況が変化することはありません。

当然のことです。

スピリチュアルにハマっている人は、自分の「現在地」を確かめずに、目的地を闇雲に目指して突っ走っているのと同じことをしています。

本当に残念なことです。

カーナビが現在地を入力しなければ目的地との最短距離を示せないように、心も今の自分を認めなければ前に進むことはできません。

たとえ、今の自分をどんなに惨めに酷いものに感じていても、そこを認めることができない限り、いつまでも夢の中にいることと同じです。

決定成就とは?

では、決定成就とは、どのような状態をさして言うのでしょうか?

例えば、あなたが命の危険のある病に冒されたとします。

普通、自分が1年後、3年後生きているか不安で仕方がなくなることでしょう。

しかし、そんなときでも、あるべき「健康な自分」への信頼を持ち続けるのです。

命があることを感謝し、自分の体が本来の姿に戻ることを信じ切ります。

だからといって、生活習慣や治療を疎かにするのではありません。

自分の体を第一に考えた生活を送り、やりがいを持てることを行い、医師の説明を理解して治療をしっかりと受けることです。

治療は、あなたの体を生まれ変わらせるために必要なことです。

つまり、決定成就とは、自分が望む本来の姿であることへ還ることを指しています。

単にイメージすることとは根本的に異なります。

あなたの心は、そこまで大きな影響力があるのです。