私たちは、何かを考えイメージするときには必ず言葉にしています。

「イメージしているときは映像だけで言葉なんて使っていないでしょ」

とあなたは思われるかもしれませんが、頭の中の思い浮かべたイメージを心の中へ落とし込むには、必ず言葉の力を借りています。

言い換えれば、具体的に言葉にすることのできないイメージは、イメージしていないのと同じことです。

ただ、あなたの頭の中を通り過ぎるだけで、あなたの心には何も残りません。

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一方でこんなこともあります。

親しい友だちに対して、ふと言ってしまった一言が、関係を悪くさせてしまった。

友だちに対して言ってしまった一言が頭の中から離れずに、罪悪感だけが頭の中をぐるぐる回っている。

もちろん、友だちと会っていた場面をイメージしていますが、それは、言ってしまった一言の強烈なインパクトが心に刻み込まれているからです。

罪悪感を感じているのは、友だちが実際に「あなたの言葉に傷ついた」と言ってきたからではありません。

その友だちのことをただ単に思い出しイメージしたからでもありません。

自分が言ってしまった「一言」を、自分の心の中で、繰り返し自分自身に浴びせているから罪悪感を感じています。

言葉の威力はそれほど大きいものです。

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アファメーション

聞いたことのある人も多いことでしょう。

あなた自身のことを肯定的に表現することで、自己肯定感を高める言葉を指します。

しかし、根本の意味を勘違いしている人があまりにも多いことに驚きます。

アファメーションを英語で表記すると「affirmation」という名詞で、動詞は「affirm」です。

ルーツであるラテン語で考えると「affirm」は「af」と「firm」に別れ、「af」は英語でいう「re-」、つまり「再び」と言う意味であり、「firm」は「固める」という意味になります。

すなわち「affirm」は直訳すると「固め続ける」という意味になります。

ここだけを見れば、アファメーションを繰り返しいうことは何もおかしくないと思うかもしれません。

大切なのは「何を」固め続けるのかということです。

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率直に言うと、固め続けるのはあなた自身の「あり方」です。あり方を前向きにする、使う言葉を選び、あなた自身のためになることを選ぶ、その姿勢です。

単に、良い言葉を念仏のように繰り返し言うことではありません。

「アファメーションは素晴らしい」という人は、おためごかしもいいところです。

アファメーションということの奥にある真意を理解もせずに、アファメーションの作り方・使い方を教えて自分のビジネスにしているだけです。

こうしたものに時間を使い、お金を費やすことは本当にもったいないことです。

あなたの「あり方」を見つめ直す時が来ていることに、気づいてください。