「あいつは本当にどうしようもない」

「何をやらせてもあいつはダメだな」

誰かのことを自分より劣るものだと、軽蔑したことがありませんか?

辞書で「軽蔑」を引いてみると

自分よりも相手が劣っているとして馬鹿にしたり、ないがしろにしたりすること

と書かれています。

相手のことを全て知っているわけでもないのに、なぜ「劣っている」と判断することができるのでしょうか?

劣っていると思うのは

相手を「劣っている」と思うのは、相手が実際にあなたより劣っているからではありません。

相手があなたに見せているのは、あらゆる面のほんの一つです。

あなた自身、あなたのことを全て分かっているわけではないからこそ、「本当の自分」について考えることがあるのではありませんか?

「本当の自分はもっとできるはず」

「こんなんじゃ終わらない」

そう思ったことはありませんか?

相手も同じです。

あなたが見ている相手は、もしかしたらあなたより優れた面を持っているかもしれません。

実際、その一面を見せたことがあるにもかかわらず、あなたが見過ごしていただけかもしれません。

いずれにしても、あなたが相手を劣っていると思うのは、相手に問題があるからではありません。

あなたが、あなた自身を「価値ある人間」だと思いたいからこそ、相手を使ってあなた自身を高い位置におこうとしています。

あなたの心が歪み始めている証拠です。

あなたはどうありたいのか?

相手を軽蔑したくなる理由は、人によりそれぞれです。

相手が本当に悪い人間であることもあるでしょう。そのために、あなたやあなたの大切な人がひどい目にあったということもあるでしょう。

しかし、相手があなたに何をしようとも、あなたが相手に対してどのように振る舞うのかは、あなた自身が決めることです。

たとえ、相手がどうしようもなく品性も能力も欠ける人であったとしても、あなたが相手を視界に入れない限り、軽蔑することもありません。

選ぶのはあなたです。

相手を軽蔑するくらいの思いがあるならば、その思いを、あなたが本当にしたいことのために使ったほうがいいとは思いませんか?

人に与えられた時間と力は有限です。

その有限の時間と力を、あなた自身のために使ってください。