私は、従来のカウンセリングについて疑問に感じていることが多くありました。

そのうちの1つとして

「自分がカウンセリングをしているときに何を感じているのかが見えない」

ということです。

カウンセリングをしていると、クライアントさんが涙を流すことはよくあります。

ただ、それは悲しいから泣いているわけでは決してありません。後悔であったり、自責の念であったり、人により様々です。

でも、泣いているという現象は同じです。

私たちには「泣いている=悲しい」という固定概念があります。だから、嬉しいときに泣くのを「恥ずかしい」と思うことがあります。

このように、頭で認識している感情と、実際に心で感じている感情に開きがあることをどうにかして埋めたいと常々思っていました。

カードなら身近にできる

私は、心理学だけでなく、心に関することは占いでもスピリチュアルでも宗教でも数多く学んできました。

その中で占いやスピリチュアルの中で使われる、いわゆる「オラクルカード」に私は注目しました。

紀伊國屋書店やジュンク堂書店などの大きな書店へ行くと、必ずオラクルカードのコーナーが設定されています。

それを目にしたとき、私は

「タロットカードやトランプは知っていたけど、オラクルカードがこんなにあるとは」

と驚いたことを覚えています。

実際にいくつかカードを買って使ってみたこともあります。

ただ、カードの解説書に書かれていることはどれも抽象的で、使う人によって解釈が分かれてしまうことは容易に想像できました。

しかし、私はあることを思いつきました。

「人の感情をカードにすれば、自分で認識できない真の感情を客観的に見られるようになる」

先日ご紹介したロバート・プルチックの「感情の輪」では、原則として48種類に人の感情を分類しています。

「自分では気づけない心の裏の感情を、カードに示してもらうようにすれば分かりやすくなる」

「自分自身の心と向き合う、いいきっかけにしてもらえる」

そう私は確信しました。

偶然と考えるかそれとも

カードを使っているというと

「そんな偶然に引いたカードが当たっているわけないじゃないか!」

という方が必ずいらっしゃいます。そこには大きな勘違いがあります。

カードを引くことを「正解を当てること」と考えていること自体が大きな勘違いです。

私がカードを使っているのは

「もし、その感情を自分が感じているとしたら、それはなぜなのか?」

を考えるため、そして、あなたに考えていただくためです。

仮定の話かもしれませんが、あなた自身の心の内を探ってみるキッカケにはなるはずです。

過去の出来事、あるいは誰かのことを思い出して、何か大切なことに気づくこともあります。

大切なのは、カードは単なるキッカケでしかないということです。

偶然だと切り捨ててしまう前に、あなた自身の心の内をみるキッカケにすることをオススメします。