(2018年10月18日更新)

気づいてもやらないこと、身の回りにたくさんあります。

例えば、部屋の掃除。片付けなければいけないことはわかっていても、ついつい後回しにしてしまいがちです。

置いてあるものが邪魔になるような状況になってはじめて、重い腰を上げます。

「仕方ないから掃除でもするか」

というように。

例えば、夏休みの宿題。学生の皆さんは夏休みの時期ですね。遊びや部活に夢中になってしまい宿題があることをすっかり忘れていて、休みの終わり間際になって慌ててやる。

最後の数日間は家に缶詰状態になってしまい、せっかくの休みを最後まで満喫することができない。

あなたも経験したことがあるのではありませんか?

こうして見てくると、身の回りのことでさえ後回しにしてしまいます。

なのに、自分自身の心と真摯に向き合おうという人がどれだけいるのでしょうか?

相手が変わることを期待する

相手が、恋人や配偶者、あるいは上司や同僚という場合もあるでしょう。

相手との関係性が悪くなってしまったとき、私たちは相手に対して次のように思ってしまいます。

「こういうところを変えてくれればいいのに!」

最初は、話の仕方を変えてみたり、関係性を良くするために相手に変わるよう働きかけようとします。

1週間、1ヶ月、3ヶ月、あなたは思いつくことを試してみます。

しかし、そのどれもが悉く失敗してしまいます。

すると、あなたはこう思うようになります。

「私がいくら頑張ってみても、相手は何一つ変わろうとしない」

そして、あなたは関係性を変えようとすることを止め、まるで何事もなかったかのように振る舞い始めます。

あなたは諦めてしまいました。

関係性が良くなることはありませんが、何かのキッカケがあれば一気に関係性は悪化する

そんな危うい状況になっていることをどこかで感じながら、それでも動こうとする気力は湧いてきません。

相手が変わってくれるだろうという「期待」が大きいぶんだけ、失望も大きく、気力が削がれてしまいます。

期待をするということは、それだけ相手のことを思っている、あるいは変わる可能性を信じているということです。

ですから、期待をすること自体が悪いわけではありません。

大切なのは、どこからアプローチするかということです。

一体何が間違ってしまったのでしょうか?

変えるのは相手でなく自分

あなたは、自分のやり方で相手を変えようとしていました。

有名な孫子の言葉にこんなものがあります。

「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」

おそらく、多くの人が知っている有名な言葉であり、あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

あなたは、相手を変えることばかりに目を向けてしまい、相手にとって、自分を変えようとしているあなたがどのように見えているのかに気づいていません。

相手のことを全く見ていないのです。

相手がどのような価値観を持ち、どういう状況であれば周りの言葉を受け入れやすいのか、あなたは考えてみたことがあるでしょうか?

相手のことだけではありません。

あなたは「何のために」相手を変えたいと思うようになったのでしょうか?

単に、その場の感情を満たすためだけに相手を変えようとしてはいませんか?

一方だけが利益を得て、他方が損失を被るような関係性は、とても健全なものであるとは言えません。

お互いを向上させるような関係性にならなければ、本当の関係改善とは言えません。

あなたが相手との関係性を「何のために」変えたいのか。

そのために、あなた自身と相手のことをどれだけ分かっているのか、知ろうとしてるのかをもう一度見つめ直すことが重要です。

その視点に立つことができたとき、はじめて相手との関係性が改善に向かうでしょう。